グループディスカッション試験対策

グループディスカッション試験とは?

与えられたテーマについてグループ内で討論する形式の試験のことで、「集団討論」とも言われる。受験者は、まず5〜10名程度のグループに分けられ、各グループに討論するテーマ、制限時間などが提示される。そして、討論が終わったら、グループでまとめた結論を面接官に対して発表する、というスタイルが一般的。選考試験の序盤で用いられることが多く、実施する企業は増加傾向にある。

グループディスカッションでの役割

議論をスムーズに行なうために、討論する前にあらかじめグループ内で役割を分担したほうがよい。必要な役割は主に下記の3つ。係になると大変だが、その分、面接官にアピールするチャンスでもあるので、自信があれば積極的に立候補しよう。

司会リーダー 議論の進行役。メンバーから発言を引き出したり、話題が横道にそれたら軌道修正したりしながら議論を進行する。議論の流れを冷静に見る客観性と全員を議論に参加させる気配りが必要だ。
書記 議論の内容を書きまとめる役。議論の全体像を把握する立場として、要所でそれまでの意見をまとめ、司会をフォローする。議論のキモをとらえ、要点を分かりやすく記録する力が必要だ。
タイムキーパー 時間を管理する役。経過を見ながら時間配分のアドバイスをし、議論が停滞したらメンバーを促し司会をフォローする。何よりスケジュール管理能力が必要。司会や書記が兼務しても構わない。

グループディスカッションの流れ

一般的なグループディスカッションの流れは下記の通り。ただし、試験の状況はまちまちなので、その場の雰囲気を見て臨機応変に対応して。

1.メンバーの自己紹介
まずは、お互いの名前確認のために簡単な自己紹介をしよう。
自己紹介といっても挨拶程度にとどめ、ここであまり時間をとらないように。
2.役割決め
次に「司会(リーダー)」「書記」「タイムキーパー」など必要な役割を決めよう。ここでも時間を浪費しないよう、手早くと決めること。
3.時間配分
グループディスカッションにおいて時間配分は重要。定義付けに5分、議論に15分、まとめに10分といった感じで、どこにどれだけ時間を使うかあらかじめ設定しておこう。
4.定期付け
議論に入る前に、テーマについての定義付けや目的設定を行ない、話しの方向性を定めておこう。特にテーマが抽象的である場合は、必ずこれを行ない、メンバー内での認識を統一しておこう。
5.議論
テーマについて、互いに意見を交わしながら議論を進める。発言する際は、必ず結論から述べ、その後に理由や根拠を付け加えること。あまり冗長にならないよう簡潔にまとめて話そう。
6.まとめ
終了時間が近づいてきたら、議論の内容をまとめ、グループでの結論を出そう。このとき、強引に多数決に持っていかないように。グループ全員の同意を得ることが大切だ。

グループディスカッション試験を突破するための3つのポイント

グループ一丸となり試験に臨むこと
合格への近道は、「グループ全員で合格する!」という気持ちを持つことだ。相手を論破することではなく、メンバーと協調しながら議論を進めることに主眼を置いて臨もう。そのためには、他者の意見にもしっかりと耳を傾けるということが重要。自分ばかりが発言するのではなく、相手の意見を聞いたり、時には促したりしながら議論を進めよう。また、反対意見を述べる際は、頭ごなしに否定せず、相手を傷つけないよう言葉を選ぶこと。全員が気持ちよく議論に参加できる雰囲気作りにも努めよう。
論理的な発言をする
「何となくそう思う」程度の具体的な根拠のない意見や、周囲に同調しただけで自分自身の考えのない意見は、説得力に欠け、議論進展に全く貢献しない。また、議論が白熱すると冷静さを失い、つい感情論に走ってしまいがち。発言をする際は、なぜそう考えるのか、自分の考え支える根拠を示したうえで、筋道を立てて説明しよう。
制限時間内に意見をまとめる
議論をする目的は、与えられたテーマ(課題)の結論を導き出す(解決)こと。いくら充実した話し合いが行なわれても、時間内にこの目的が達成できなければ意味がない。議論に入る前に時間配分をしておき、議論で出た意見を集約し、結論を出すための時間を残しておく必要がある。なお、時間がないからといって強引に多数決で結論を出すことは厳禁。メンバー全員の同意を得たうえで結論を出そう。

こんなところに気を付けよう!NGポイント

実力がないのに司会や書記に立候補する
司会や書記は目立つため、面接官へのパフォーマンス目的で立候補する人がいる。しかし、目立つ役割だけにうまくこなせなかった場合のダメージも大きい。何度かグループディスカッションの経験を積んで慣れた頃にチャレンジするならよいが、初心者は無理に立候補しない方が無難だ。
メンバーに対して攻撃的な態度をとる
メンバーの意見をむやみに批判したり、利口ぶって他のメンバーを見下したりといった態度はご法度。また、最初に書いたように相手を論破することに夢中になって、グループの雰囲気を壊さないように注意して。反対意見を述べる際は、他の意見のよい部分をほめたり認めたりしたうえで、「しかし自分はこう考えます」というふうに、他のメンバーの意見を尊重する姿勢を見せよう。
自分の意見を持たず日和見する
周囲と協調することも大切だが、だからと言って他人の意見に同調するだけなのも考えもの。何のPRにもならないばかりか、「自分の考えがない学生」とマイナス評価をされる。グループディスカッション試験を成功させるためには、チームワークが大切だ。自分自身も議論に貢献できるよう、自分の意見を主張しよう。

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